こんにちは。永作です。
国の発表やコンサルティング会社の調査によれば全国に6000〜7000の保育施設が「一時預かり」を実施している、というデータがあります。
しかし一時預かり専門、もしくはメイン、としている施設はその中で、5%以下、という数字が出てます。
一気に数が減りますね。。。
県や市の職員の人たちに、「一時預かり専門託児所です」と伝えると、
は??何それ??とそりゃなるわけです。
そのくらい、まだまだ一時預かり専門託児所、というのは施設数が少ないのです。
それだけ、預けたい時に気楽に預けられる先が、まだまだ少ないという事なのだと思っています。
いやいや、95%強の施設では一時預かりも、プラスアルファで取り入れてるわけだから、施設数的には7000もあって、十分足りてるでしょ?
むしろ、普段から通いなれてる所だったり、認可保育園で一時預かりもやってくれた方が、安心だし良いのでは?
と、事業検討をされている方からは良く言われます。
なぜ一時預かりを取り入れる保育施設が6000以上もあるのに、わざわざ、一時預かり専門託児所を利用される方がいるのか
答えはシンプルです。
一時預かりを利用したくて連絡しても、利用させてもらえない施設が多いからです。
近藤がママスマを創業した理由もまさにこれです。
※創業ストーリーは「近藤の部屋」と「近藤美奈子ブログ」をご覧ください
つまり、、
一時預かり、を、する施設が6000以上あるわけではなく、
一時預かり、も、取り入れている施設が6000以上ある、というだけなのです。
もっと噛み砕くと、
一時預かり、で売上をたてているわけではなく、
一時預かり、はあくまでプラスアルファの売上である、ということです。
よりビジネス的にいえば、
一時預かり、よりも売上、利益の上がる仕事がある。
一時預かり、に積極的に力を入れなくても、経営が成り立つ施設がほとんど。
となります。
もちろん、地域の育児環境を良くしたい、と考え、認可保育園や幼稚園でも、「一時預かり」に力を入れている施設は存在します。
そういった、施設がまだまだ少ないからこそ、一時預かり専門託児所を利用される方がいる、という状態が続いているのです。
一時預かり、を積極的に実施する施設がなぜ増えないのか?
一時預かり、でプラスアルファの利益を上げられるなら、保育園はもっと力を入れて取り組めば良いのでは?
という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
力を入れたくても、入れづらい、問題がいくつかあるのです。