こんにちは。永作です。
フランチャイズのセミナーに行ってよく言われるのは、
本部と加盟店はWIN-WINの関係です。
もう定形分になってるでしょ、っていうくらい聞きます。
ですが、本当にWIN-WINを考えられてできたサービスやフランチャイズってどのくらいあるのか?
というのは甚だ疑問であります。
そもそも、
仕組みやサービスがWIN-WINを考慮した上で作られていなければ、WIN-WINなんて成立するはずがありません。
誰かが苦しい思いをしてれば、それは仕組みのどこかに欠陥がある、と考えるべきです。
うつ病になる人が沢山いる会社は、WIN-WINの仕組みができてるでしょうか?
できてるはずがないですね。
毎日授業参観OKの学校に先生は就職したいだろうか?
WIN-WINの状態というのは、
そこに関わる全ての人にとって良い状態、です。
仮に毎日授業参観OKという学校があった場合、あなたはその学校に就職したい、って思うでしょうか?
親からしたら安心感があって良いかも、と思う人もいるかもしれません。
では、働いている先生はどうでしょうか?
授業を受ける子供達はどうでしょうか?
僕がもし先生だったら、
毎日親がいてプレッシャーだなー、親の顔伺いながら授業するの疲れそうだなー、と思って100%その学校には就職しようと思わないと思います。
例えばありがちなのは、監視カメラをオフィス内につけてる企業もあります。
防犯上の理由ではなく、社員が仕事中にネット検索してサボってないか、とか、管理する為にです。
一見、仕事をしっかりしてもらう為だから仕方ない事じゃないかな、と、思う方もいるかもしれません。
ですが、
もし仮に世のビジネス書やセミナーで言われている成功に必須の条件である「WIN-WIN」の構築が本当に必要なのだとしたら、監視カメラで管理する仕組みがある会社は、間違いなく成功しない、という事になりますよね。
社員の事を疑って、監視しなければいけない仕組み、を採用している会社とWIN-WINの取引などできるはずがありません。
ましてやその会社が作るサービスに、関わる人全員のWIN-WINを考慮されているとは到底思えません。
ストレスを多く抱えているポジションの人はいないだろうか
3つ星レストランのフルコースが1500円で食べられる店があったとしても、
そこで働くスタッフさんが時給500円で働かされていたとしたら、
そのお店が長く続かない事は誰の目からみてもあきらかです。
これは、極端な例ですが、企業が倒産したり、サービスがうまくいかなる理由は、このレストランの話と対して変わりません。
ほんのわずかだとしても、ストレスがかかってる部分に気づく事ができなければ、結果として破綻に向かいます。
それは友人関係や恋人関係でも同じです。
誰かが我慢をする事で成り立っている関係は、いずれ破綻をします。
私さえ我慢すれば成立する、というチームや組織や関係は、どこかで必ず終わりを迎えるのです。
つまり、